「ヒートショック」ってご存じですか？
　ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が大きく変動することなどによって起こる健康被害のこと。心筋梗塞や不整脈、脳梗塞を起こすことがあり、特に冬場に多く見られます。また高齢者に多いことが特徴です。正確な統計はありませんが、2011年では１万7千人以上の方が亡くなっていると推計され、これは交通事故の死亡者数（4,611人）を遙かに上回ります。住居内の温度のバリアフリー、特に脱衣所・浴室・トイレを暖かくすることが大切です。
　※以上「地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター」の提言より引用
　脱衣場・浴室を暖かく、これは入浴を快適にするだけではなく安全にもつながることで、特に冬場には留意したいポイントです。
　暖める方法ですが、いくつかあるようです。ストーブ・ヒーターなどの暖房機を脱衣場等に置く方がいらっしゃいますが、これはお勧めできません。狭い空間であること、湿気が高いことから、ヒートショックではなく別の危険が生じてしまいます。シャワーなどでしばらく湯を流す昔ながらの方法、これはあまり効果が高くないようですが、リモコンボタンひとつでシャワーとミストが床と室内を暖める新製品が登場しており、少ない散水でより暖かくなる仕掛けになっています。天井や壁に取り付ける浴室暖房乾燥機も少しずつ普及してきました。電気式もありますがお勧めしたいのはガス温水式です。暖かさが違います。パワーがちがいます。当社が扱う中でもお客様の満足度が極めて高い商品のひとつです。それまで億劫だった冬のお風呂が快適で気持ちいいものになったと皆さんに言っていただいてます。
　浴室を衣類乾燥室としても使用できる乾燥機能も付いているので、冬場だけではなく花粉の季節や梅雨時期にも重宝します。PM2.5が気になる方にもお勧めです。ガス使用量はあまり多くないので、料金もそれほど上がりません。これがたくさんガスを消費するようならガス会社満足度も高い商品になるのですが・・・。
　入浴中の突然死を防ぐのに有効なお風呂の暖房は、結果的に大変気持ちのいい入浴をもたらします。ただ、快適なためか長湯になりがちで、ご家族人数が多いお宅ではお風呂の待ち時間が長くなるというお話も聞いたことがあります。どうぞ仲良くお使い下さいますよう、お願いいたします。