Cute Movies
(c)「イタズラなKiss THE MOVIE」製作委員会©多田かおる/ミナトプロ・エムズ
作品概要
累計発行部数3500万部を誇り、永遠の乙女のバイブルとして世界中で愛され続けている“イタキス”が、初の映画化!
入江直樹役を演じるのは、映画初主演となる佐藤寛太(劇団EXILE)、相原琴子役を新星・美沙玲奈がフレッシュに演じる。ふたりを取り巻く個性豊かな仲間たちには、山口乃々華(E-girls)、大倉士門、灯敦生といった期待の若手俳優が顔を揃えている。監督、脚本は「イタズラなKiss」関連作品の全てにおいて、企画または脚本監修、脚本家として参加している溝口稔。多田かおる先生が漫画では発表しなかったエピソードを含めて脚本化し、映画ならではの表現で、直樹と琴子のホットなラブストーリーを誕生させた!
ストーリー
高校3年生、万年落ちこぼれクラスのおバカ女子高生・相原琴子は、入学式の時に一目惚れした超絶イケメンかつIQ200の天才・入江直樹へ2年越しの想いを告白。こっぴどくフラれるが、ある事件をきっかけになんと一つ屋根の下で家族ぐるみの共同生活が始まった!入江と琴子の恋の行方はいかに…?
記者の見どころ
作者死亡につき未完、それでも今なお熱い支持を受ける同名少女コミックの初映画化作品、『イタズラなKiss THE MOVIE
ハイスクール編』。高校3年生の始まりから卒業までをコンパクトにまとめた、青春ラブコメ作品だ。
作品冒頭から「ありえない」の連続で、もうこれは笑って観るしかないハイテンションムービーだと気づかされる。私が一番笑ったのは、イケメンとの共同生活のキッカケになった、とある“事件”
。原作とは違った形で、謎に豪華なキャスティングで描かれている。
これまで幾度となくドラマ化やアニメ化されてきた原作。長年「イタキス」のメディア化に携わってきた溝口稔が監督を勤める。ギャグパートを前半に固めることで、後半の胸キュンドラマを盛り上げる。監督が太鼓判を押した2人の主演にも要注目だ。
原作未読、というより普段少女コミックを読まない私でも楽しめたので、おそらく多くの方が楽しめる作品だ。来年にはキャンパス編、プロポーズ編の公開を控える新シリーズが、スクリーンで幕をあける。
(第29回東京国際映画祭にて鑑賞)
Text by EISUKE